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その時、一人の記者が立ち上がった。
「あの、私は今、腕に怪我をしているのですが、治せますか?」
彼の右腕には包帯がまかれていた。数日前にガラスで切った物らしい。
「いいですよ、傷を見せて下さい。」
彼は前に出て、包帯をとった。数日前に出来た傷という事で、まだ治りかけだ。
「えーっと…これでよし、と。」
ジョーは機械のメモリを調節して、光線を彼の傷にあてた。
みるみる、傷口はふさいでいき、全く傷跡も残らなかった。
「傷が治った!!」
「素晴らしい!!」
「世紀の大発見だ!!」
場内に大歓声が沸き起こる。
「明日中にはこの光線がこの星全体に降り注ぐはずです。
…では、お大事に…」
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