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どんな病気や怪我も、一瞬で治る光線が降り注ぐ…
そんな夢の様なニュースが、世界中を駆け巡った。
浄化光線を少しでも多く浴びようと、屋上で素っ裸になって明日を待つ者もいた。
世界中が歓喜に沸く中、N氏はジョーとの別れを惜しんでいた。
「ドクタージョー、あなたとはもっと、いろんな事を話したかった…
また是非、来て下さいよ。」
「いえ…残念ですがもう私はここには来ません」
「…そうですか…」
落胆するN氏に、ジョーが明るく話しかけた。
「あなたには本当にお世話になりましたから、最後に一つ、教えてあげますよ。」
「はぁ…?何をですか…?」
「あなたが大事に持っている、UFO写真やビデオ、その他諸々…
アレ全部偽物ですよ。」
「エエッ!?
そ、そんなぁ…」
N氏はショックを隠しきれない。
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