むかしばなし。

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そんなある日のこと。 何も無いさら地でいつものように二人が勝負をしていると、突然空が曇り雷雨となった。 土はぬかるみ、剣を持つ手は雨で滑りやすい。 長倉は管に今日の勝負はこの辺にしないかと言った。 しかし戦うことがひどく大好きな管はそれを断った。 それどころか勝負をやめようと言った長倉を、意気地がないだの弱虫だのと罵り唾を吐いた。
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