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「チッ、いくら地域最強でもしけたモンしか盗んでねぇのかよ」
本当に主人公かと疑う程の発言をしまくっているユウト
「とりあえず他には………あのサイズは中型の動物をしまう檻か?」
ユウトは布が被せてある檻を見つける
(貴重種なら保健所に高額で売り渡せは遊びの資金に………よし、中身を調べよう)
ユウトはその布を剥ぐと
「ブッ」
ユウトは鼻血が出て来た
「流石にあかんやろ
その………大丈夫か?」
ユウトの目の前には……
「……大丈夫」
ボロボロの布を纏っているだけの少女がいた
「鍵は…………見当たらないから壊すか
君、少し離れてくれ」
少女はユウトのいうことを聞いたのか隅へ移る
「輝け閃光よ『ブレイズ』」
ユウトの掌に光が宿し、光を錠前に持っていくと爆発して錠前が壊れた
「ほら、出ておいで」
ユウトは冊を開ける
「…………」
少女は無言で出て来る
「まぁ、いきなり現れた変な人にちょっと助けてもらっただけで、信用しねぇよな~」
ユウトはそこいらの盗品を見渡す
「事情を説明をしないといけないからついて来てくれないか」
「………分かった」
「とはいえ、外は寒いからこのマントを羽織ってくれ」
ユウトはさっきの布を渡す
「………これ、ただの布」
「まぁ、こうやって巻き付け」
ユウトは少女に布をマントみたいに羽織らせる
「こうすれば暖かくなる」
ユウトは軽く少女の背中を叩くと布は橙色に光る
「……フレイムエンチャント『アイスガード』」
「そういう事、だから行こうぜ」
「………うん」
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