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「本当に倒してとは………」
村長はユウトと大男を見比べる
「報酬はあの洞穴にあった盗品から少し貰いました
あと、この娘に合う服を御繕って下さい」
「この娘は何処の誰ですか?」
村長は少女の身なりを見て、神妙な顔をする
「やっぱり此処の人じゃないでしたか
この娘は盗賊団に囚われたフェルプールの少女」
「ほぇ~、フェルプールですか~
珍しいですね~」
村長の補佐らしき人が少女を物珍しそうにみる
「フェルプール族は外敵から守る為、険しい所で暮らしてる
更に銀髪で金眼なら珍しいですね
だから………」
ユウトは少女を見る
「この娘の着替えが終れば、家に帰して連れて行きます」
「そうでしたか
なら早め支度します
お嬢さん、こちらへ」
補佐の人は少女を村長の家に入れる
ユウトも村長に誘われ、家に入り、お茶を貰う事になる
数分後
「出来ましたよ」
「………」
少女は補佐の人とは距離を置き、ユウトを見たら村長達を避けるように歩き、ユウトの後ろに着く
「では、これで失礼します
………えっと」
「……クリス、私の名前はクリス」
「よし、じゃあクリス行くぞ」
(多少なりと信頼してくれてるみたいだな)
ユウトは立ち上がり、歩き出す
こうして、ユウトと私の出会いだった
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