●○一章○●

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『...おはよ』 食卓には, 何時もいるはずのお父さんの代わりに, 中年のおじさんが座っていた。 誰だ?コイツ。 『あぁ,知香。この人,お母さんの幼なじみよ』 『斉藤 正夫です。』 手を差し伸べて来たけど, 私は専ら,そういうの興味ないから! 『学校行って来るから』 斉藤 正夫。 絶対金持ちだ。 お母さんは,お金に煩い。 お嬢様として育てられたから, お父さんもお金目当てだった。 会社が破産寸前の今, お母さんは,斉藤サンに逃げた。 お金だけの人は, 大ッ嫌い。
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