危険信号

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振り返ると驚いてるのか目を見開いて私を見てる愛しのお兄ちゃん。 そんなお兄ちゃんも素敵☆ 『いや、お前なんでここに…』 うろたえてるうろたえてる…ハゥゥ 『え、…えっと…よ、よば『俺が悪かった』 『毎日言ってるだろ?休日の度に部屋に侵入するなよ…』 全く…って言いながらも若干頬が赤いお兄ちゃん。 今すぐイタダキマスしても良い筈。 …しないけど。 『そもそも何で侵入するんだよ、能力貰ってから爆発的に増えたぜ?』 お兄ちゃんがそうやって溜め息混じりに言う。 …鈍感。メイドがきたからなのに。 お兄ちゃんを取られる気がするからなのに。 お兄ちゃんの鈍感な所、やだよ。 …思考だけがそうやって巡る。 全部言い放ってしまいたい。 でも言えない私。 『お兄ちゃんが、好きだからだよ』  
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