碧木君の泣く頃に

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『…はあ』 俺は自分の部屋の窓の桟に寄りかかって溜め息をつく。 断じて興奮した訳じゃあないぞ。 断 じ て だ 。 大切な事だから二回言いました← 取り敢えず、今部屋には俺しか居ない。 や、自分の部屋だから当たり前っちゃ当たり前だよな。 『うあーあーあひぃーあーん』 コンコン 意味も無く唸ってるとドアをノックする音が飛び込んできた。 死亡フラグかなコレwwwww 俺…このドアを開けたら… 開けたら…… いいや、取り敢えず誰だろ。 『うーい』 適当に返事して立ち上がる、壁に足をぶつけたのは秘密だ。 若干涙目でドアを開けると…!! いやまあ、普通にメイドさんが居た訳だが。あれ普通じゃない? 『えっと…何か?』 『あの、ごひゅじ…ご主人様。その…』 うちのメイドは可愛いです。 親バカならぬ主人バカ? あれあれ~?おっかしぃなあ~? まあ、いいや。  
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