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ミ「レッドさん」
レ「さて!」
そう言うと、今度は先程とは打って変わって真剣な目でミュウを見た
レ「お前達のことはわかった…次は俺の体の話をしてくれないか?」
ミ「……はい」
少し話すことをためらうような素振りを見せるが、決心したのかミュウは重い口を開いた
ミ「レッドさん、はっきり言わせてもらいます」
レ「ああ…」
ミ「………あなたはもう……………人ではありません」
レ「………………?(ちょっと待て、今ミュウは何て言った?俺が……もう人じゃない?」)
ミ「人ではあります……ですがレッドさんは、人を……人間を……はるかに超える存在になったんです」
レ「(人間を……超える存在?…)」
ミ「私があなたに意識の中で言ったこと……覚えていますか?」
(教えてください、あなたは今、力が欲しいんですか?)
(………ああ!俺は今、力が欲しい!)
レ「……!」
ミ「あなたは……力を求めました……そして私はあなたに力をあげた……それによりあなたは人を超える力を手に入れた」
レ「……………………」
ミ「その証が、今あなたの腰についている、そのベルトです」
レ(この…………ベルトが)
ミ「レッドさんあなたは今、超人的な力を手に入れました
ですが力の使い方を間違えないでください」
レ「力の………使い方?」
ミ「そうです…意味のない力はただの暴力にしかなりません、もし力の意味を理解することが出来れば……あ……は、」
レ「(ミュウ、何だって!?何て言っているんだ!おい!)」
ミ「真の…………の戦士………………」
レ(ミュウ!…ミュウ!………駄目だ………急に………意識……が……)
ミ「…………」
彼は力尽きるように意識を失ってしまった
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