92人が本棚に入れています
本棚に追加
「チッチッチッチッチッチッチッチッチッ」
?「く~~か~~~」
「カチッ!」
「チリリリリリリリリリリリリ!」
?「ん~~うるさいなぁ~」
そう言って少年は音のする方向に寝ぼけながら手を伸ばし手探りで音の根元を探し音を止めた
「カチャッ!」
?「く~~~……ん?」
「カチャ」
彼は音の鳴っていた物を掴んで顔の近くまで持ってきた。それは丸い形をしていて中に円を描くようにして数字が描かれ長い針と短い針がある数字を指していた 長い針は8、短い針は5を指していた
?「………あーー!!寝過ごしたー!」
彼はバタバタと服を着替えて鞄を持ち、靴を履いて家を出た
?「くそっ、時間がない!」
「ガタン!」
「シャーーー!」
?「間に合えぇぇぇ!」
おっと紹介が遅れてしまった
この少年の名はレッド
マサラタウンに住む学生だ、両親は彼が物心ついた時に死んでしまって今は一人で生活をしている
そして、そうこうしている間に彼は学校に到着した
「キキーー!」
レ「よし!これなら間に合いそうだ…」
「キーンコーンカーンコーン」
レ「あ!まずい!」
一度目の鐘が鳴り俺は駐輪場から急いで自分の教室へと全速力で走った
「キーンコーンカーン」
「ガタンッ!コーン」
レ「はぁ、はぁ、はぁ、セ~フ、」
?「残念だがアウトだ」
?「アウト~!」
そう言って2人の男女がレッドに話かけてきた
レ「あれ?なんでグリーンとブルーしかいないんだ?他の奴らは?」
グ「何を言っているだ?昨日の話を聞いていなかったのか?」
レ「え?」
ブ「しょうがないわよグリーン、だってレッド話聞く以前に爆睡してたもの、最初の授業は移動教室だってことは知らなかったはずよ」
レ「そうか……?けどなんで2人共ここにいるんだ?」
グ「先生に頼まれてな、お前が来たら移動場所へ連れてこい、とな」
ブ「ついでに遅刻してきたか報告もしてくれだって」
レ「げ!」
ブ「あの先生遅刻にはうるさいわよ~」
レ「何とかしてくれよ~グリーン、ブルー」
ブ「う~ん…そうね~じゃあ私達に後で購買で何かおごってくれるなら見逃してあげてもいいわよ」
レ「何でもいい、ありがとう!」
ブ「フフフ、レッド~覚悟しときなさいよ~」
グ「………うるさい女だ」
最初のコメントを投稿しよう!