昔々の

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「ほら、終わったよ!」  は、はひ………  やっとの思いで片付け終わって志荻ちゃんに急かされます。 「早くしないとご飯食べられないね?」  そうでした…今は19時。まだご飯の支度も出来てない。 「志荻ちゃん…」 「分かってるよ」  ほら、と指差した先には用意された材料。 「流石に時間なくてここまでしか出来なかったけど」  ごめんね、と謝ってくる志荻ちゃん。  でも志荻ちゃんだって一緒に片付けをしていたんだ。なのに材料を切ってくれたんだろう。 「ありがとうございます、志荻ちゃん」 「! べ、別に……私が用意手伝わないとご飯食べるのが遅くなるからよ」 ふいっと顔を背ける志荻ちゃん。
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