Vol.4

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12時少し前…部屋のインターホンが鳴る。慎吾だ。 慎『おはようございます』 「おはよう。もう少しで準備できるから上がってきて」 モニター越しに慎吾と会話をすると、私は鍵を開けた。 しばらくして慎吾がリビングに入ってくる。 「慎吾、おはよう」 慎「おはようございます。ちゃんと眠れましたか?」 「うん。大丈夫だよ。慎吾は一度家に帰ったの?」 慎「いえ…家は遠いので、近くのホテルに泊まりました」 「はぁ?なんで?うちに泊まってよかったのに…ゲストルームあるし…」 慎「そんな…たとえゲストルームとはいえ、男を部屋に泊めてはいけませよ」 私の言葉に慎吾はなんだか困った顔をしながら答えた。 「は~い。気をつけます」 慎吾は異性に対しては昔から妙に真面目なんだよな… 他の事には特に何も言わないくせに…変なの…
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