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12時少し前…部屋のインターホンが鳴る。慎吾だ。
慎『おはようございます』
「おはよう。もう少しで準備できるから上がってきて」
モニター越しに慎吾と会話をすると、私は鍵を開けた。
しばらくして慎吾がリビングに入ってくる。
「慎吾、おはよう」
慎「おはようございます。ちゃんと眠れましたか?」
「うん。大丈夫だよ。慎吾は一度家に帰ったの?」
慎「いえ…家は遠いので、近くのホテルに泊まりました」
「はぁ?なんで?うちに泊まってよかったのに…ゲストルームあるし…」
慎「そんな…たとえゲストルームとはいえ、男を部屋に泊めてはいけませよ」
私の言葉に慎吾はなんだか困った顔をしながら答えた。
「は~い。気をつけます」
慎吾は異性に対しては昔から妙に真面目なんだよな…
他の事には特に何も言わないくせに…変なの…
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