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店「なんだか大変な事になっているようですね」
そう言って、店長は私の好きなお酒の入ったグラスを差し出してくれた。
玲「ありがとう。私の好きなお酒覚えててくれたんだ…。
大変と言えなくもないけど、大丈夫だよ。問題が起こるのはいつもの事だから」
店「そうですね。副社長なら大丈夫ですね。どんな壁も乗り越えて来た貴女なら…でも、一人で頑張り過ぎないで下さいね」
そう言って店長は優しく笑った。
どうして私の周りはこんな人ばかりなんだろう。みんな優しくて、私の事を気遣ってくれる。
店長の優しさに溢れそうになる涙をこらえながら、私はお酒を飲み干した。
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