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「そうだよ。明後日は誕生日パーティーでしょう?主役が暗い顔してちゃだめだよ」
「うん。ありがとう」
「いいって。さ、今日はとことん飲もう~」
そう言って、新たに酒を注ぎだした由紀の顔はすでに真っ赤になっていて、なんだかフラフラしていた。
気がつくと、由紀の周りには空になった酒瓶が転がっている。
どうやら話しをしながらハイペースで飲んでいたみたいだ。
「ちょ、由紀、大丈夫?飲みすぎじゃね?」
「何言ってんろ~まら飲めるに決まってるれひょう~」
そう言う由紀はすでに出来上がっているみたいだ。
そんな由紀を見ていると、なんだか自然に笑顔が漏れた。
それから私たちは空が白み始めるまで二人で酒を片手に語り合った。
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