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本社社長室―――――
「ただいま~」
「おかえり。昼飯買いにでただけの割に遅かったな…」
そう言って、私のほうに振り返った浬は目を見開いた。
「玲奈!?その顔どうした!?」
浬にそう言われて壁に掛かった鏡を見ると、さっき女に殴られたところが、真っ赤になっていた。うっすらと手形まで…
一体どんだけ強く叩いたんだよ~
っていうか…
「私この状態でここまで歩いてきたの!?マジあり得ないんだけど!!」
「いや、そういう問題じゃないだろ?それどうしたんだよ?」
「あぁ、さっきいきなり《私の彼氏に手ぇださないでよ!!》とかって言われて叩かれたんだよ」
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