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「うん。それに、コイツと一緒に会場に乗り込んできた奴らの中にもいたような気がする…なんでもっと早く思い出さないかな…そしたら絶対逃がさなかったのに……」
神「あの…どういうことですか?」
私たちの会話についていけない神野は首をかしげた。
「あ?テメェ昨日、私と同じ顔した女と六本木で買い物してたろ」
神「同じ顔って…確かに昨日六本木にいたけど…玲奈も一緒にいたじゃないか!!どうして知らないふりなんかするんだ。それに、普段の君はそんなに乱暴じゃないだろ?」
相変わらず縋るように私を見る神野を見るとイライラしてくる。
「悪いけど、私はお前の知ってる玲奈じゃないし、お前と昨日一緒にいた女は私の偽物だ。お前が言う玲奈の連絡先…教えてもらおうか?」
神「そんな!あるわけないだろ?玲奈が二人いるなんて…」
「わかんねぇ奴だな…玲奈が二人いるわけじゃない。どういうわけか知らないが、私とそっくりな女が私のフリをしてるだけだ。目的は分からないがな…まぁ、そうわけだから理解してなくても連絡先を教えろ。教えないなら私なりのやり方で吐かせてやる」
神「知らないんだ…連絡するときはいつも玲奈からだったし…非通知だったから電話番号は知らないし…」
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