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慎「玲奈、明日は何かご予定がありますか？」
「いや、明日は仕事の予定だったから何もないけど…」
慎「では、明日は、私に付き合ってもらえませんか？」
「いいけど…どこか行くの？」
慎「えぇ、不動産屋に少し…私たち一家は、大旦那様が本家の敷地内に建ててくださった家に住んでおりますが、本家からですと、通勤が大変なので、会社の近くに部屋を借りようと思いまして」
「あぁ、そっか…ゴメン、すっかり忘れてたよ……」
うちの会社は社員寮としてマンションを持ってるんだけど、今満室だから、どこかのマンションを一室借りようと思っていたのだ。
会社で準備する予定だったけど、すっかり忘れてた。
慎「このところ、忙しかったですからね…気にしないでください」
「じゃ、明日不動産屋行って一緒に探そうね」
慎「はい」
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