第一章:前兆

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2010年、とある夏の金曜日。 黒髪に背丈はちょうど高校生の平均程度、そんなどこにでもいるような少年、卯本優希(うもとゆうき)は仲間と共に平凡な高校生活を送っていた。 毎日同じ事を繰り返す日々……しかし彼にとってはその毎日は充実したものだった。 仲間とたわむれる、これ以上楽しいことがあるだろうか。 彼はそう考えていた。
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