お仕置き

10/11
820人が本棚に入れています
本棚に追加
/532ページ
そんなユウを見てロラは、 「ユウの表情が苦痛に染まっていく。 何だろう。 少しゾクゾクしてくる?」 興奮していた、 ここまでくると危ない人である。 (………俺思うんだけどさ、 何か俺の扱い酷くね。 かっこよかったの最初だけで後はほとんどイジラレキャラじゃん!! ロラさんに至っては誰もが予想していない展開だよ!! Sっ気キャラ?女王様キャラ? どっちですか!?本当のロラさんはどっちなんですか!?) ユウは心の中で口に出してはいけない事を嘆いていた。 「いま何か私が馬鹿にされた気がしたんだけど?」 何故か鋭いロラにユウは肩をビクつかせる。 「ロラさん……、 もう許して下さい………」 メーターは既に100をきっていた。 「それは駄目だよ、 これからが面白いんだから!!」 両手を前に突き出し何かを操るように指を動かし始める。 「えっ!! 何だ!!これは!!」 ユウはある異変に直ぐに気付いた。 正方形の石の上の部分が飛び出してきて、 それはなにかの形になっていく。 「ま、まさか………」 ユウは顔を青ざめながらロラを見る。 「多分当ったてると思うよ。 大丈夫、大丈夫! 噛み付いたりしないから!!」 「NOーーー!!」 ユウは叫んだ。 そう、 それは幼き頃のトラウマというお仕置きに、
/532ページ

最初のコメントを投稿しよう!