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「ごちそうさま」
とりあえず朝飯を食ってテレビを点ける事にした。
「お前、そんなに時間あるのか?」
未だにコーヒーを啜ってる父さんが聞いてきた。
余裕あんのって? あるある今…八時…? 畜生!! 余裕ないじゃないか!!
「あっ…、ヤバッ」
早く着替えないと。そして着替えに自分の部屋へ戻った。
俺はそのあとカッターシャツを着、玄関へとむかう。そしてケータイを見た。
只今八時五分、ギリ間に合う位のヤバさ。
「行ってきまーす」
とりあえず玄関を出て、チャリに乗り、そこそこ暑くなってきた六月の青空の下、チャリを漕ぎ出す…。
が家の門の前に黒猫(うちで飼ってる。名前・ダルフ、性別・♂)が寝転がっている。
『ブー』
そして鳴かれた。明らかに威嚇してやがるこのニャンコロ…。
「はいはいダルフちゃん、お家に入りましょうね~。行ってらっしゃい、統弥!!」
そして黒猫ダルフは赤い髪を靡かせ、優しそうな顔立ちの女性、我が母・霧島 優子(キリシマ ユウコ)に抱えられ家に連れ戻さた。
ざまぁみろ、俺様に盾突くからだ。
まぁしょうもない事は止めて家を出ようか。
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