序章

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まぁ何はともあれ学校に着いて今下足場所に居るわけなんだけど…。 はぁ…やっぱりか…。 「上履きが無い…」 くそったれ! 何で週初めには隠されてるんだよ!? 俺が何したんだよ!? え? 実の所、俺は虐め、いや虐めに近い嫌がらせを良く、良くどころかほぼ毎日受けてる。理由はヘボい(日が上っている間は必然的にそうなる。しかも力が出てないと言うことを知ってるのはそこの二人だけ)くせに響佑やウッチー(内田)と絡んでるかららしい。 教科書とかノートとか隠されるのは良くあることなんだよねぇ。 俺からしたらどう粋ってるかわからないんだけども。 「またかよ。お前も良く隠されるなぁ」 笑いながら、しかも向こう側から言うのは止めてくれよ響佑。 「アタシの予備貸したげるよ」 ウッチーはそう言って上履きを貸してくれた。 とても嬉しい。だけど笑ってる。 あぁ今更だけど俺は二人とは違うクラスだ。残念ながら。
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