∫決戦前兆の災厄∫

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クルト「ッ‼」 スッ‼ アレス「クルト?」 突然クルトが大剣を取り出した。アレスが不振にクルトの名を呼んだ刹那 ガキイィィンッ‼ アレス「⁉」 アレスの目の前でクルトの大剣とまた違う刃がぶつかり合った。その刃の所持者はあの男だった。 そう、アレスを“連れ去り”に来た… クルト「ちっ、顔を出さないからもう終わったと思ったんだがな…レム」 レム「それは失礼した。毎回来るべきだったか、破壊鬼よ」 レムだ。両腕に付けられた2本の刃がクルトを襲おうとしたが、クルトがレムの気を察知し、大剣で対処ができた アレス「レム❗もう止めてよ‼私の人生は私が決める‼この記憶だって私の物…過去も私の物だよ‼」 アレスがレムにそう言うが レム「アレスよ、我はお前とお喋りする為に来たのではない。お前を連行しに来た。例えやり方が強引でも…」 レムはクルトを見る目と同じ目でアレスを睨み付けた。これにクルトは クルト「おいおい、その言い方と態度は紳士がやる事じゃ無いだろう‼」 ブォンッ‼ クルトは大剣を振り、レムを払いのけた レム「悪いな、我は既に紳士などと言った甘い考えは昔に捨てた。いや、貴様によって消された。我は元の世界を取り戻すために、夜叉となったのだ‼」 ブゥンッ‼ クルト「なっ⁉」 レムは今までとは比べに速さでクルトに襲い掛かった。これにクルトは ズシュッ‼ クルト「ぐぅっ❗」 アレス「クルト❗」 クルトは唐牛で致命傷は避けたが、レムの左手に刃が襲い掛かった レム「ふん、左腕は剣を支えるための重要な部分。もう先程のようには上手く動かせないだろう」 クルト「ちぃ…」 クルトはレムに痛い部分を言われ、何も言い返せなかった。すると アレス「クルト❗」 ダッ‼ クルト「アレス⁉」 戦闘中のクルトの下にアレスが駆け寄ってきた クルト「アレス来るな‼」 クルトはアレスに近寄るなと言ったが、アレスは止まらなかった。アレスはレムが連れ去りに来たとはいえ、自分を攻撃するつもりは無いだろうと考えていた だが、その考えは甘過ぎた ズバンッ‼ ビチャッ‼ アレス「え…?」 クルト「ッ‼⁉」 クルトの目の前でレムはアレスに襲い掛かった クルトの目の前でアレスは斬られた アレスの横腹部から血が溢れて飛び散って、クルトの顔や、地面に流れ落ちていった
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