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次の日
今日も 雨がふっていた
ユウマは フーッと ため息をついた
そして 帰ろうとした 瞬間
ギュッ
肩をつかまれた
ユウマは びっくりして振り向くと そこには………
『悪い 傘壊れた 一緒に帰ってくれないか』
少し低い声で 民雄が言った
ユウマは 民雄を見ずに言った
「私 急いでるから」
ユウマが そのまま 行こうとすると 民雄は また ギュッと ユウマの肩を にぎって 少し 不機嫌そうに 言った
『昨日 俺だって 入れてやっただろ』
民雄は 悲しげな顔をした
ユウマは そんな 民雄を見て
「分かった……いいよ」
そして 二人は 歩きはじめた
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