古びた小屋

6/6
129人が本棚に入れています
本棚に追加
/113ページ
「助けに来たって…、仁が一人で!?」   「ああ…、まあな。」   「へぇー。仁って意外と凄いのね!!見直したわ!!」   「そ、そんなことより早く逃げるぞ!! いつ虎が目を覚まして、戻ってくるかわからない!!」   「そ、そうね…!」   杏子は手首を縛られていたが、手足を上手く使いすぐ天井から降りてきた。   「何で足には縄がされてないんだ!?」   杏子の手首を縛っている縄を切りながら言った。   「ありがとう。詳しい話しは後で話すわ!!」   「…そうだな。早く帰ろう!!」   杏子を助け出したおれは、メルヘンの世界をあとにした…。
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!