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「助けに来たって…、仁が一人で!?」
「ああ…、まあな。」
「へぇー。仁って意外と凄いのね!!見直したわ!!」
「そ、そんなことより早く逃げるぞ!!
いつ虎が目を覚まして、戻ってくるかわからない!!」
「そ、そうね…!」
杏子は手首を縛られていたが、手足を上手く使いすぐ天井から降りてきた。
「何で足には縄がされてないんだ!?」
杏子の手首を縛っている縄を切りながら言った。
「ありがとう。詳しい話しは後で話すわ!!」
「…そうだな。早く帰ろう!!」
杏子を助け出したおれは、メルヘンの世界をあとにした…。
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