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私の名前は星虹光(ホシニジヒカリ)。
ショートの黒髪をしています。
得意な事はテニス。
そして、そんな私には初恋の物語があります。
その初恋の相手とは現在親友という位置に居たりもします。
これは2年前の体育の授業の時の話である。
普通は忘れ去られていく過去なのだが私はずっと……ずっと忘れていない過去である。
「ねぇ俺のテニスの相手になってくれない?」
なんにも面白味のない素っ気ない一言から全ては始まった。
「えっ?……どうして?」
私は答えに迷った。
この状況はジャージ姿の体育教師が「今日はサッカーかテニスをやりたい方をしてください」と言われて、私は当時部活動もしていてかなり得意だったテニスを選んだ時の事であった。
しかしこれには問題があった。
当時私は女子テニス部の部長。
地区大会などでもかなり知名度の高い私だった。
みんなそんな私の実力を知っていて誰もテニスに誘ってくれなかったのだ。
テニスは相手が居ないと出来ないスポーツ(大半のスポーツもだけどね……)なので私は困っていた。
その迷っていた時だった。
前から現れてテニスを誘いに来てくれたのは……。
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