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プロローグ
C.E74 メサイア宙域
今ここで二度に渡る地球圏を巻き込んだ戦争の最終決戦が、始まろうとしていた。
『デスティニー、魔力と出力共に安定しており、デバイスには異常はありません』
「そうか、彼はどうかな? 」
メサイア司令センター
ザフト軍最高指揮官 ギルバート・デュランダル議長は、秘匿回線でレイと通信を行っていた。
『シンなら問題ありません、今の彼ならキラ・ヤマト、アスラン・ザラに勝てます』
「そうか……」
メサイアのハッチからは、デスティニーとレジェンドが飛び立つのが見えた。
打てる手立ては、全て打った。
しかし、それでも彼等は来るそれは既に解りきったことだ。
何故ならこの戦いの結末は、とある情報から既に知り得ていた。
異世界から来たアレと共に、その為に何度それを回避するために行動したか知れない。
「今度こそ本当に消えて貰うか……キラ・ヤマト、ラクス・クライン」
メサイアの外では、デスティニーとレジェンドが死闘を繰り広げていた。
シンに既に迷いは無い、全ての過去に決着を付ける。
迷いの無いシン動きは研ぎ澄まれていた、ストライクフリーダムから放たれるドラグーン
しかしその射線に入る事は決して無かった。
「こんのぉ!」アロンダイトを構えジャスティスに切り込むが、寸前の所で交わす。
『ちぃ!』
切り掛かり交わされた一瞬の隙をフリーダムがハイマットフルバーストを放つが、デスティニーは今までに無い機動を描きながら交わし
目標をフリーダムに定め切り掛かろうとするが
『この……バカヤロウ!!』
ジャスティスが背後に回り込みビームサーベルで切り掛かってくるがレイのドラグーンがジャスティスを狙って来る。
『くっ!?レイか!』
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