プロローグ

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先程よりも正確にビームライフルをフリーダムの回避位置を未来予測しながら数発放ち、高出力ビーム砲をフリーダムへ向けて発射する。 その射撃は、フリーダムの回避機動すら危うくさせる。 たまらずに残ったビームサーベルでビームを切り裂くがビームを避け切れずに片翼が爆散した。 シンをこのチャンスを逃さずアロンダイトを引き抜くと、最大速度でフリーダムへと突撃する。 『僕だってやられる訳には行かないんだ、オーブは絶対に討たせない!』 エクストリームブラストで突っ込んでくるデスティニーにビームライフルを連射する。 右脚が膝から吹っ飛び 左肩のアーマーが爆散する がシンは止まらない。 「はぁぁぁぁっ!」 直撃と思った瞬間にフリーダムが咄嗟に身体をずらすとアロンダイトはフリーダムの左肩と左翼を貫いたに過ぎない。 『今だ!』 アロンダイトを放した瞬間を狙い残った右腕でビームサーベルを抜刀しデスティニーへ切り掛かる。 反応が遅れたデスティニーは左腕に保持するシールドで受け止めるがビームサーベルの出力に耐え切れず爆散する。 フリーダムが次の一撃を避けようと一瞬下がる、その隙を狙い残った右腕でパルマフィオキーナをフリーダムのコクピット目掛け狙うが 「ちっ!」 コクピットではなく頭部を掴み吹っ飛ばす。 『ぐあっ!!』 カメラがやられた衝撃か知らないが、コクピットでスパークが起こりキラはそのまま気絶しフリーダムはそのまま月面に落下していく。 「俺は勝った……のか?」 全身に疲労が襲い掛かると同時に腹部に鈍い痛みが来る。 「こっちも……ボロボロだな…くっ」 フリーダムの攻撃に被弾したさいに、コクピット内で飛び散った破片が突き刺さっている。 コンソールを弄りフリーダムとジャスティスを映し出す。 「俺…今度こそ本当に……勝てたのか」 この二人が倒れた以上は、ザフトの勝利を決定的になる。 この戦いが終われば、今度こそ本当に平和な世界が訪れる事にシンは満足していた。 「……ごめん…みんな……帰るのは無理見たいだ……」 だんだんと意識が薄れ手足の感覚が失われてくるのが実感する。 レジェンドから通信が入って来るが、聞き取るのも難しいく身体が冷えていく。 「マユ、ステラ……俺も今そっちへ……」
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