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──赤荻の家にたどり着いた。
明かりが窓から漏れている、家族はいるようだ。
鍵を差し込む
解錠。
ドアを開けて拳銃を構える。
リビングの方から声が聞こえる。
「パパが帰って来たみたい。加奈、出迎えてあげて」
「うん!パパにお帰りする!」
足音が近付く
オレは引き金に指を掛けた
──娘は4歳とか赤荻は言っていたな
「パパお帰りなさい!」
幸せそうな満面の笑みに銃口の照準を合わせる
──さぁ、今日も人間を救済する為に人間を殺そう
何故なら
──オレはこれからも人間に生きていて欲しいから
渇いた音が平和を奏でる
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