プロローグ

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「ねえ、思ったんだけどさ。なんでリア充爆発しないの?」 「は?」 ソファに寝転がりながら姉が意味わからんことを言いだした。 「いやね、リア充マジうざくない?ホント死ねって感じよねー……あんたもそう思うでしょ?」 「いや、いきなり俺にふられても困るんだが」 こっちをまじまじ見ながら聞いてくる。 多分、返事を今か今かと待っているのだ。 「どうと言われても……俺はそうは思わないけど?」 「はあ?何言ってんのあんた。普通思うでしょ?死ねだとか。……って、ああ!そう思ってたらまたイライラしてきた。あいつホントむかつく……」 頭を掻きむしりながらイライラしだす姉。 また始まったか姉の愚痴が。 いつも終わりがないくらいに永遠と愚痴り出す姉。 こうなると話が二、三時間ぐらい越える。 「あの女私が男に振られて嬉しがってやんの。私は彼氏とエンジョイしてますけど何か?みたいな顔して……腹立つわよねカナ!」 .
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