7 |未来《ねがい》

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 どこかの場所で。  女が、放心したように座っていた。  その女には、一人のセーラ服を来た少女が、縋り付いている。  その顔は黒く、笑っているのか、泣いているのかわからない。 ―そこは、どこかも、わからない。  永遠に、わからない……。
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