オリジナル②

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「もっと素直になれば良いのに」 「何が言いたいの?」 分からない。 何故、神山がこんな顔をするのか。 何故、小林が居ないだけで何か足りないと感じるのか。 分からなくて、イライラする。 「俺は、けいちゃんが自分の気持ちと同じ道に進めば良いと思ってる」 わかってるのかな、神山は。俺の気持ちに。 「でも、世間にとっては邪の道だよ」 神山の顔が悲しそうに歪んだ。 チャイムがなり、次の授業の先生が入ってくる。 「それでも、俺は味方だよ」 そう言って、彼は帰った。 (認めたい気持ち) (認めない世間) (認める友達) End
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