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「もっと素直になれば良いのに」
「何が言いたいの?」
分からない。
何故、神山がこんな顔をするのか。
何故、小林が居ないだけで何か足りないと感じるのか。
分からなくて、イライラする。
「俺は、けいちゃんが自分の気持ちと同じ道に進めば良いと思ってる」
わかってるのかな、神山は。俺の気持ちに。
「でも、世間にとっては邪の道だよ」
神山の顔が悲しそうに歪んだ。
チャイムがなり、次の授業の先生が入ってくる。
「それでも、俺は味方だよ」
そう言って、彼は帰った。
(認めたい気持ち)
(認めない世間)
(認める友達)
End
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