1-A

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そんなこんなでA組に着いた。もう入学式が終わったらしく、女の先生が前で何かを話してる。 オレはドアを開けた。 「遅れてすいません…」 「あれ?君が島谷光君?」 「はい、そうです。」 オレの名前を知ってるって事は、遅刻したのはオレだけだな。入学式だもん、当然っちゃ当然だけど… 「入学式早々遅刻とはいい度胸だね…何をさせようかな?」 ………怒ってるみたいだが、迫力が全然なくて全く怖くない。 まず、身長がかなり低い。150言ってるだろうか?遠目で見れば小学生に間違えられるだろう。 !? いや、違う。 顔ばっかり見てて気づかなかったが、かなり胸が大きい。多分、一般人の平均を大きく上回る。 萌香ほどではないが… って、何考えてんだオレ? こんなこと口が裂けても言えない。胸の中に閉まっておこう 「……ちょっと、さっきからずっと睨まないでよ…」 おっと、危ない危ない 「あ、すいません。でも決して胸を見てたわけで…は……?」 あ… 「え?ちょ………島谷君…エッチ!」 …間違えて変なこと言っちゃったよ… 先生めっちゃ顔赤くしてカワイ…ゲフンゲフンッ、先生に嫌な事しちゃったな… クラスのみんなからも睨まれてる気がするし、これから大丈夫かな? バシッ 痛っ、ドアに叩かれた…多分萌香
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