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「透明病って言うのはね、私以外にも世界に何人かいるみたいなんだけど、体が透明になる病気。そのまんまだね。体には何の異常もないし、普通の生活ができるんだって!私はこれを極めちゃって、自分の意思で透明になったり戻ったり出来るようになったんだ。」
「それでこんなイタズラをしていると?」
「そうだよ!それで私を怖がらなかったのはあなたが初めて!!」
「のわっ!!」
いきなり抱きついてきた!ちょ、なんか当たってます。理性が、理性が…
「いきなり何ですか!離れてください!」
実際このままで良かったが、理性の関係上これが一番正解に近いだろう…
「いや…かな…?」
上目遣い禁止!!
「とりあえず今は離れて…
もう、知らない人に急に抱きついたりしたらダメでしょ!」
オレは敬語から、子をしかるお母さんみたいな口調に変えて言った。
「ごめんなさい…あなたがカッコよくて…」
よく聞こえなかった、リピートアフターミー?これは違うか
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