始まりと妁眼蒼手の化物

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今からおよそ200年前─── 世界を揺るがす大きな事件が起きた。 とある者達の介入───彼らは無から有を生み、それを構築させ、質量保存の法則を無視してあらゆるものを具現化させる。 彼らは元々この世界の住人ではない。『異世界』からやってきた住人だと言った。そして彼らは自分達を『魔術師』だと名乗った。 魔術だなんて非科学的、非論理的な考えに人類は戸惑う。だが彼らは力を用いて自分達の存在を証明し、全人類と『共存』することを望んだ。 彼らの望みに人類は様々な心胸を抱く。 彼らの存在を信じる者、おかしな宗教団体だと嫌悪する者… 歓喜する者、否定する者、恐怖する者… はたまた世界の終わり、または彼らが神の生まれ変わりとも言われていた。 人々が多種多様な考えをも持つ中、世界政府は共存する道を選ぶ。 そして人類はさらなる飛躍と発展を遂げた。
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