第三章

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  こんなに笑顔が似合う子、久しぶりに見た気がする。 笑顔を見ているうちに心が暖かくなる。 今程アロマが欲しいと思ったことないよ…アロマさえあれば完璧な癒し空間なのに… 心を癒されながら見ていたら、お姫様がまた一段と癒しスマイルを放ってくれた。 「私、天音 梓(アマネ アズサ)って言うの!よろしくねミヤちゃん?」 「はい。」 伺うように聞いてきた梓に、口許を緩めながら頷いた。 この学園に転入して一日で、もう二人も友達が出来た。 ん、なんだか平穏かつ楽しい毎日が送れそうな予感がする。 再びじゃれあっている二人を見ていたら、一際でかい黄色い声と共に、私の肩に手が置かれたのを感じた。  
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