272人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
…正確に言えば近寄って来る気配は感じてたんだけど、避けなかった。
だって…
「やぁ、ミヤちゃん。早速友達出来たみたいで良かったよ?」
置かれた手を辿って振り向けば、そこに居たのは朝ぶりに見た次男の智さん。
「はい、おかげさまで。」
何もお蔭になるようなことはされてないけど、咄嗟に言い返しちゃった。
智さん微笑んでくれてるけど、おかしいって思われてるんじゃないかな?
…まぁ、思われてても別に良いんだけど。
「うちのお姫様とも友達になったんだね。」
うん…。
…うちのお姫様?
最初のコメントを投稿しよう!