第三章

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  …正確に言えば近寄って来る気配は感じてたんだけど、避けなかった。 だって… 「やぁ、ミヤちゃん。早速友達出来たみたいで良かったよ?」 置かれた手を辿って振り向けば、そこに居たのは朝ぶりに見た次男の智さん。 「はい、おかげさまで。」 何もお蔭になるようなことはされてないけど、咄嗟に言い返しちゃった。 智さん微笑んでくれてるけど、おかしいって思われてるんじゃないかな? …まぁ、思われてても別に良いんだけど。 「うちのお姫様とも友達になったんだね。」 うん…。 …うちのお姫様?  
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