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家から十数分歩いた所に告げられた公園はある。
住宅街から離れた所にある公園だか、八雲家の二軒先にある豪邸の裏手の坂から飛び降りると、驚くほどの近道になるのだ。
まぁ、かなりの高さがあるため着地の衝撃も凄いんだけどね。
若干痺れた足を軽く伸ばしながら、ポケットに手を突っ込む。
あぁ~面倒くさい。やっぱり電話出なければ良かったなぁ。
未だに後悔している。
フードを目深に被り公園内に足を踏み入れると、そこは夜らしく静まりかえっていた。
人の息づかいはもちろんのこと、今日は風も無いため木々のざわめきもない。
まさに静寂としている。
どうやらまだ来ていないようだ。
先に着けて良かった。
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