~朝礼~

4/7
前へ
/7ページ
次へ
( ゚ω゚) / ,' 3 「これか?これのことかのう?」 グチャッグチャ ξ。A。ξ 荒巻は足踏みをしながらブーンを問い詰める。 荒巻の足の下に居たのは、かつてブーンの許婚そして幼馴染であったツンの姿。 肉はそがれ、ありえぬ方向に手足は曲がり、白い骨が顔を見せ、赤黒い血が沸きで、彩り。 もはや、かつての面影は無きにしとしかったが、それでもそれは確かにツンであった。 ( ゚ω゚)「……」 ( ゚ω゚)「うぁああああああああああああああああ!!!」 感情が、爆発する。 いつも彼女とはいっしょだった、学校でも家でも、稽古でも。 はじめは家が剣の名家同士ということで仲良くなったのだが 付き合いが長くなるたび、そんなことはどうでもよくなっていた。 彼女の笑顔が、仕草が、性格が 彼女自身に惹かれていたのだ。 / ,' 3 「ほっほっほっ、図星かのう?」 ニイィ... ブーンの反応を見、荒巻校長が歪んだ笑みを投げかける。 / ,' 3 「わしはのう、むかーしから古武術をやっておったのう     人体を壊す理を習い続けていたにも関らず、師であるミルナから人体壊す事が禁じられてきたのじゃ」 / ,' 3 「おかしいじゃろ?人体の壊し方をおしえておる道場がそんな事を言うなんて?」 / ,' 3 「心身を鍛える為、だなんて尤もぶった建前をならべおって…ワシはずっと疑問に思っておったんじゃ」 / ,' 3 「しかし、教職につき、周りの目を気にし、わしの業を試す機会はずうっと無かった」 / ,' 3 「しかし」 ニイィ... 再度、笑顔。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加