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楽しい時間は
早く過ぎていく
徳井と過ごしていて
今まで気づかなかったことに気づけた。
例えば俺のことを
いつも気にかけて
心配してくれてたんやなって
いつも俺のこと
考えてくれてたんやな……。
青空はいつのまにか
柔らかい紫色に変わり
茜色に染まった太陽は沈んでいく。
そう夢の国でも
太陽は昇り沈んでいく
夜の帳がくるのは
もうすぐだ。
いつも徳井といるのに
普段はそんなこと考えないのに
今日はもっといたいと
思うようになっていた。
時間が止まればいいのに
きっとこの城のヒロインも
舞踏会でそう思ったに違いないな
でも時は流れる
それは昔から変わらない。
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