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ガラスの靴や
しかも履けるくらいの大きさ
「試してもいい?」
徳井は靴を取ると
俺を城の中のベンチに座らせた。
そして俺に
ガラスの靴を履かせた。
「ピッタリやね」
「徳井……」
「福田、好きや」
「えっ……」
「ずっと好きやった」
嘘や
「ずっと言えへんかった
だって大切なお馴染みやったから」
夢みたいな……
「ほんまに好きや
俺の側に一生いてくれ」
そうか
そうなんか……
ここは夢叶う場所
「俺も……好きや」
「いつの日かこうなることを
夢見てたんや」
徳井はそういうと
笑って俺を抱きしめた。
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