夢叶う場所

10/12
前へ
/27ページ
次へ
ガラスの靴や しかも履けるくらいの大きさ 「試してもいい?」 徳井は靴を取ると 俺を城の中のベンチに座らせた。 そして俺に ガラスの靴を履かせた。 「ピッタリやね」 「徳井……」 「福田、好きや」 「えっ……」 「ずっと好きやった」 嘘や 「ずっと言えへんかった だって大切なお馴染みやったから」 夢みたいな…… 「ほんまに好きや 俺の側に一生いてくれ」 そうか そうなんか…… ここは夢叶う場所 「俺も……好きや」 「いつの日かこうなることを 夢見てたんや」 徳井はそういうと 笑って俺を抱きしめた。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加