要らない世界

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家に帰ってからは、ほとんどお父さんの側にいた。 凍えそうな冷たい部屋で一人、何を思って眠っていたのだろう。 だんだんと消える温もりを、今でもよく覚えている。 近所の人や、お父さんの知り合いの人が、よく、声をかけてくれた。
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