†第二章†

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【修司SIDE】 お嬢様が学校に行かれてから、私はお嬢様のお部屋の掃除。洋服の整理などをした。 こんなものか… フゥとタメ息をつく。 っと!いけない…タメ息だなんて…もっと気持ちを引き締めなければ… そう思いながら、空を眺めた。 まるで、初めて会ったとは思えない。そんな印象を受けた。 そして、私はお嬢様に心を揺らされました。 お嬢様のあの顔を思い浮かべるたび、胸が熱くなる。 これが… 一目惚れなのか。 私は執事になって2年。 お仕えしたお嬢様は真奈美お嬢様を入れて二人。 新人の私はもう執事としての資格を自ら捨ててしまいました。 帰りにお嬢様を迎えに行き、お嬢様の様子が変なのが分かった。 ん?何かあったのか… そう思いお嬢様に聞いた 【真奈美SIDE】 「お嬢様、何かあったのですか?あまり落ち着いていない様なのですが…」 “ドキンッ” 少しの沈黙の中、急に聞いてきた修司さんにまたドキッとしてしまった。 やっぱり私、おかしくなっちゃったのかな…(汗) 「ううん、大丈夫。そう見えた?」 笑顔でごまかして、その場を乗りきる。 「そうですか。なら安心しました。」 優しい笑顔で私に言う。 爽やかぁ~なんかキラキラが周りに見えそう…←バカ そんな事を考えていたら家に着いた。 ボフッとベッドに飛び付く。 「気持ちい~なんかお日様のいいにおいがするっ♪」そう言って修司さんの方を見る。 「そのベッドのカバーは今朝天気がよかったので私が干しておきました。」 ニコッと笑う。 さすが執事!なんかずっと使ってるベッドとは思えな~い♪ベッドが若返ったぁ~ 「ありがと♪修司さん♪なんかすっごく心地いいし…」 ニコニコとご機嫌になる真奈美。 すると、修司さんが私に近づいてきた。 「へ?修司さん?」 修司さんの顔が私の顔まであと数センチほどしかない。 カァァ//// 体が一気に熱くなる。 修司さんの…!王子様な顔が私のすぐ目の前に! ドキドキという音が聞こえそうなくらい心臓がうるさくなっていく…
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