†第一章†

2/12
前へ
/119ページ
次へ
「平気だよ、寂しいけどパパだって頑張ってるんだって思えば私も頑張っていけるもの。」 ありったけの笑顔をパパに送る。これから先パパが心配しないように… 【修司SIDE】 まるですべての汚れをかき消してくれるような笑顔を見せる真奈美お嬢様。 そんな隙のありすぎる繊細さに私は不覚ながら、ドキッとしてしまった。 噂どうりの美人で優しそうな真奈美お嬢様。 せっかく学校で得とくした心を乱さない精神も砂の山をいっきに蹴り飛ばされたようだった。
/119ページ

最初のコメントを投稿しよう!

907人が本棚に入れています
本棚に追加