†第一章†

3/12
前へ
/119ページ
次へ
落ち着け…。そう言い聞かせているのに目が体がお嬢様に集中してしまう。 はじめて会ったその日から狂ってしまう自分に戸惑いながらも平常心をたもとうと彼女から目線を外す。 カッコ悪い… 【真奈美SIDE】 改めて今日からお世話してもらう修司さんを見る。 あれ?どこ見てるんだろ… 真奈美の目をみようとしない修司に首を傾げる。 「どうした?真奈美」 真奈美を見ていた誠が言う。 「え?…あっなんでもないよ~」 あれ?ちょっとわざとらしかったかな~ 「まあいい、それじゃ私は行くよ。」 いよいよ行っちゃうのかあ~ 「行ってらっしゃい、事故にだけは巻き込まれないでよ???」 そう言ってきゅっとパパを抱きしめる。 「ああ、愛娘よ元気でな」 「うん…」 パパ、行ってらっしゃい。 もう一度心の中でお祈り 車が無くなり振り返って家に戻った。
/119ページ

最初のコメントを投稿しよう!

907人が本棚に入れています
本棚に追加