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【修司SIDE】
突然、サラサラした髪が膝に乗った。
執事であっても男は男。近くに女の子がいるとドキドキするのは当たり前。
「お嬢様?」
返事がない。
寝ているみたいだ。
スゥスゥと吐息だけが聞こえる。
普通はありえない…年頃の女の子がハタチを超えた男の膝の上で平気で寝るなんて。
しかも今日会ったばかりなのに…
胸のドキドキを落ち着かせるために深呼吸する。
初日からこんなんじゃ…もたない…
ふと、真奈美がしているペンダントが目につく修司。
そこにはお嬢様似の綺麗な女性の写真が貼ってあった。
いけない…こうゆうことは執事がすることではない。
自分を抑えるのも執事として必要なこと。あまり深入りしてはお嬢様の私生活を妨害してしまうことになる。
修司は真奈美を部屋にあるベッドへと運んだ。
寝顔も綺麗だ…
18になる顔立ちには見えない。
そんなことを思いながら。
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