907人が本棚に入れています
本棚に追加
私はそのまま門の外にある黒いいつもの車へと直行しお付きにドアを開けてもらい急いで中へ入った。
「はぁ~なんでこんなに急いでるんだか自分でも分かんない…」
タメ息をもらし、自分が荷物を持っていないことに気がつく。
「あっ!荷物忘れた~せっかく来たのにぃ~」
しぶしぶ車を降りて家にもどろうとしたら
修司さんが走ってこっちにくる。
わっ。カッコイイ…
口がアホみたいに開く。
「お嬢様、お荷物を。」
息切れひとつない冷静な顔で荷物を差し出してくる。
「ありがとうございます。」
思わず敬語になってしまう。
やっぱり、修司さんは執事なんだ…
改めて実感した、彼の凄さに関心するしかなかった。
「どうぞ。お嬢様、お乗り下さい。」
車のドアを開け、優しく言ってくる。
私は笑顔を返しそのまま車へと乗った。
最初のコメントを投稿しよう!