少年期 出会いの朝

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食べ終えた朝食の食器を片付け、小汚ないサッカーボールを… 紹介がまだだったね。 こいつの名前はプラティニ。 だいたいどこへ行くにも一緒だ。 フランスの有名な選手の名前をもらったんだ。 兄ちゃんはプラティニのコトをバティって呼んでたみたいだけど僕には関係ない。 そして僕はプラティニと一緒に、いつも兄ちゃんがいる河原へ行こうとすると、ママがぼくを呼び止める。 ママ「トーレス!まだあるわよ~。」 振り返るとママの手には桃の缶詰めが!? 開けようとするママを必死で止めた。 トーレス「今開けちゃダメだよ!」 ママ「ん?いらないのかい?」 トーレス「いる!帰ってきてから兄ちゃんと食べるんだ!」 ママ「あらそう。いってらっしゃい。」 トーレス「いってきます!」 できれば今すぐにでも食らいつきたいが、それは兄と一緒に食べた方が絶対にうまいからだ。 今日の楽しみが一つ増えた。
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