少年期 出会いの朝

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少年期 出会いの朝

僕の家は貧しいわけではない。 毎日食べる物がある。 けど、誕生日プレゼントはけして期待できない。 クリスマスにはとても美味しい手料理が並ぶ。 住んでる家は町から少し遠い。 森と大きな河に挟まれた自然に恵まれた場所に、僕らの家はひっそりとたたずんでいる。 毎日兄ちゃんと一時間以上かけて学校へ行くんだ。 僕の兄ちゃんはなんでもできる自慢の兄だ。 スポーツ、勉強、ルックス、どれをとっても非の打ち所がない。 そんな家庭に生まれ、7回目の誕生日を迎えた。
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