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「見てなかった?わたしがやったのよ?だからこうやって誤りに来たんじゃない」
その女子は軽々しく話しているが、死ぬところだったんだけど…しかも中学生のくせに高校生のおれにタメ口聞いてくる始末…。
「貴様目上の人にタメ口とはどーゆうつもりだ?」
伊藤が腕を組ながらノシノシと歩き、軽く見下すようにしながら女子の前まで行って言った。
よくぞ言ってくれた!
「あらそうだったの…ごめんなさいね」
伊藤の顔を一瞬見て、素っ気ない態度で外方に顔を向けながら言う。
「グヒヒ軽くあしらわれたドゥフフフ」
開き直った伊藤。
いや、ショックを受けたのか?
どーでもいいや。
すると突然、さっき強盗と闘っていたジャッジメントの少女がテレポートして女子の背中に飛び乗ってきた。
「おねぇーさまぁー」
笑顔全開で両腕を背中から胸に伸ばし、ギュッとしがみついている。
「あら?この方々はどちら様で?」
ジャッジメントの少女は一度こっちを見た後、しがみついていた女子に聞いた。
しかし女子は下を向いてワナワナ震えている。
なんかバチバチしたものが身体のまわりに発生している。
「あんたは…どさくさ紛れにどこ触ってきてんのよー!!!」
バチバチしていたものがジャッジメントの少女に集中していき、身体を覆った。
すると突然少女は倒れこんでもがき始める。
「ぎゃあぁぁぁ!お、おねぇさまったら、かげ…過激ですわぁ」
なにこの変態…。
ここでふと後ろを振り返ってみる。
「ん?どうした?」
玉木と巧がヒソヒソと話し合っていたのに気付き、気になって聞いてみた。
「あのジャッジメントのお姉様?は、常盤台のレールガンだよね?」
巧が少し自信なさそうに答えた。
「マジっすか!?」
おれはそう言った直後、そのレールガンらしき女子の方を向いた。
そーいえばあの車吹き飛ばしたのがレールガン(超電磁砲)だったような…。
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