日常

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「あな、お…おまぅぇは、もしかして常盤台のれれ、レールガン、レールガンですか?」 平常心を保とうとはしたが、なぜか慌てまくってしまった。 声は所々裏返り、目は大きく見開いていてもし自分がもう一人いてこの状態を見たら笑ってしまうだろう。 他の野郎共はやっぱり失笑してやがる。 「なに?そんなおもしろかった?」 もう開き直ってそう言ったが、かなり恥ずかしかったので未だに動揺して二の腕を引っ掻いたり、足はうろうろとしていて立ち位置が定まっていない。 「内藤さんってテンパっててもポーカーフェイスだからテンパってるのか前まで気付かなかったけどテンパってるのがわかるようになってから見るとオモシロイヨ?」 巧は腹を抱えて笑いながらそう言ってきたが、今のおれは誰が見てもテンパっていたであろう。 「うん。そうよ。でもレールガンなんて呼ばないでよね!わたしには御坂美琴って名前があるんだから!」 れーるが…いや、御坂美琴はなんのためらいもなく普通に言った。 「じゃあ隣にいるジャッジメントは…」 まさかと思い聞こうとしたらいつの間にかおれの隣に移動していた伊藤が口に手をあてながら話しだした。 「噂には聞いている、捕まったが最後心も体も切り刻んで再起不能にする最悪の腹黒テレポーター(空間移動能力者)がジャッジメントにいると…まさかおまえだったとはな」 そう言い切った後、フッ、とか言いながらさりげなく少しずつ二人から離れていっている。 もちろん全員気付いているが…
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